2018年度 女性生産者交流会を開催しました。
2018年9月10日
2018年8月27日(月)にお茶の水ホテルジュラク(東京都千代田区)にて第17回女性生産者交流会を開催しました。
本交流会は、隔年で開催地を産地と首都圏(首都圏開催の場合は1日目は全体企画、2日目に都県別に分散し会員生協毎で交流会を実施)で開催している企画です。
今回も消費者幹事を実行委員として、消費者運営委員会で準備を進めてきました。
当日は24産地65名(昨年実績18産地60名)の生産者と大津代表幹事、消費者幹事9名、株式会社ジーピーエス職員4名、株式会社パル・ミート職員1名、パルシステム連合会事務局2名の合計82名が参加しました。
佐藤消費者幹事の司会進行のもと、吉田副代表幹事より開会挨拶がされ、女性が活躍している事例として、①はらぺこファーム 髙橋紀子氏(題目:「マイナスを最高のプラスにするレシピ」)、②農業生産法人株式会社いっぷく堂 根本嘉恵氏(題目:「おばさん3人の経営者への道~農家の嫁の新たな挑戦~」)の両名からの講演をいただきました。
その後、テーブルに分かれてグループ・ワーク(自己紹介、参考テーマに沿ったフリートーク)を行い、各グループの報告を行いながら全体共有をしました。
【参考】グループ・ワークテーマ
■私の産地の「六次産業」
・・・課題やこれからの夢、女性の役割など。
■次の世代につなぐためには
・・・産地での婚活、新規就農の取り組みや跡継ぎ問題など。
■女性生産者交流会でやりたいこと
・・・目的、視察に行きたい産地や施設、交流のやり方など。
■組合員との交流で伝えたいこと
・・・産直連続講座や交流会のアイディア、本誌カタログなど。
■男性に言いたいこと
・・・日頃のうっぷんをここで晴らそう!!
報告には「嫁と姑の考え方に違いがあったが、グループ・ワークでアドバイスを受け解決の糸口が見えた。」「若手就農者の多い産地の新規就農者の話しでは、働く環境が良いからとのこと。若い人はプライベートな時間も大切にするので、農業も働き方改革が必要。慣習などを守ることも必要だが、変ることも求められる時代になった。」「後継者がいないのも問題だが、(有難いことだが)できたらできたで新たな課題ができる。」「男性は口に出すことが苦手なので、もっと口に出して言って欲しい。」等の意見が報告され、会場からは賛同の声が多数出ました。
最後に大津代表幹事より「農業業界が盛りあがるかどうかは、女性の力にかかっている。女性が活躍できる産地こそ将来が明るい産地。地方は閉鎖的な環境とも言われるが、これからの時代、そこに求められる期待も大きい。」「女性生産者交流会に参加したことのある女性が増えてきた。是非とも毎年参加し、情報交換や横のつながり拡大に役立てていただきたい。」というまとめで初日は閉会となり、2日目の都県別の交流会に向けて会員生協毎へ移動となりました。
次年度は、産地開催となります。
※翌日8月28日(火)に都県別で開催された女性生産者交流会の様子(一部紹介)