2018年度次世代リーダー研修 単発企画③
大紀コープファーム研修を開催しました。
2018年10月2日
2018年9月13日(木)~14日(金)に大紀コープファーム(奈良県)にて次世代リーダー研修(単発企画)を開催しました。
本研修は生消協の2018年度活動方針に基づき、年間4回の開催が予定されている先進産地視察研修の第3回企画で、ブロックごとに1産地選出された研修となります(東北・北海道ブロック:ポークランドグループ、関東・中部ブロック:八千代産直)。
今回は3産地3名の生産者の他、パルシステム東京2名、パルシステム千葉(パルグリーンファーム)1名、パルシステム埼玉1名、パルシステム茨城 栃木1名、パルシステム山梨2名、株式会社パルシステム電力1名、株式会社ジーピーエス1名、株式会社パル・ミート1名、事務局2名の合計15名が出席しました。
初日は大紀コープファーム社屋にて産地概要説明(和田氏)、産地ビジョン説明(王隠堂氏)を行い、柿の選果場視察(風谷氏)、梅一次漬け込み加工場視察、柿・梅の圃場視察を行いました。
産地ビジョン説明を行った王隠堂氏は「父親(を含む)の世代がパルシステムの産直を作ってきた。量販店で野菜や果物を買うのが当然の時代、苦労もあっただろうが「こだわって育てた商品」を「理解してくれる消費者」に届けようと汗水垂らして頑張ってきた。それを息子として影ながら見てきた。少子高齢化など産地の現状は当時とは変わっている。先代からの産直にかける「思い」は継承しつつ、新たな産直のあり方を模索していきたい。」と思いを語りました。
当日の夜に行われた懇親会には大紀コープファームの生産者・職員・グループの酒造関係者も出席し、産地の食材を使った夕食交流会を行いました。
2日目は大紀コープファームのグループ会社として運営されている美吉野醸造見学、酒米圃場視察を行い、王隠堂氏がかつて居所としていた住居を改装して営業している「農悠舎王隠堂(農家レストラン)」にて王隠堂誠海氏を交えての昼食交流会を行い、大紀コープファームの産直方針(生産者保護)、若手(パルグループ職員を含む)の考える産直・交流の意義等について意見交換を行いました。
参加者からは「若手世代の力で産地をますます盛り上げていこうという意識の高さを感じた。」、「さまざまな組織がグループとなり、非常に大きな産地だが皆が家族や親せきのような温かみのある産地。」、「今回の研修を通して、将来を担う人材による5年後、10年後を見据えたビジョン作成と定期的な見直しの必要性を強く感じた。大紀コープファームを参考に早速取り組みたい。」といった意見が出されました。